2006年05月11日

日本人プレイヤーが世界を見ないワケ

近年の遊戯王界は世界展開し、今や巨大なマーケットとなりました。
世界戦も開催され、今年の世界戦はなんと東京は秋葉原で行われることも決定しています。

さて、そうした世界戦はどの国のプレイヤーにとっても、憧れの舞台・・・であるはずなのですが・・・。
どうも日本人プレイヤーは世界の遊戯王には興味はない様子。

そんなこんなで、先日「とある人間のマニア部屋」のブラックマジシャン氏と議論したわけですが、彼は事あるごとに「カードゲームはスポーツだ」と言っていました。この考えに私は賛成です。というのも、日本ではこうしたTCGやTRPGといったゲームは「オタクの趣味」という見方がされています。実際にオーストラリアにいるブラックマジシャン氏によると、オーストラリアではカードゲームは個人のステータスとして見られているようです。

カードゲームはギャザが発祥ですし、創始者もトランプカードを元に作っています。つまり、今存在するカードゲームはすべてギャザを始祖としたトランプゲームの発展上にあると考えていいでしょう。ではここで疑問。トランプゲームをする人はオタクと呼ばれないのに、その延長線上にあるカードゲームを楽しむ人はどうしてオタクと見られるのでしょうか。

おそらくですがカードゲームはトランプゲームよりも多様化されており、かつその題材とされる作品によって、見方が左右されるのではないかと考えています。
つまり、海外では「カードゲームは個人のステータス」という見方でも、日本ではその題材となったものによってはオタク扱いされるということです。

ギャザをやってる人って比較的まともに見られますよね。ガンダムウォーも。でも、遊戯王を含む一部のゲームは子供のやるものだと見られているようで、そういう見方がプレイヤーの意識に「カードゲームはスポーツで、個人のステータスになる」という考え方の妨げになっているのではと思います。


 この言葉が受け入れられない事と、日本人プレイヤーが世界に目を向けない事とは、関連性があるとも考えています。
まず、この言葉自体が日本に根付いていないということ。前述しましたが、日本ではカードゲームはオタクのすることだという見下した見方をされています。それは当然プレイヤー自身の意思にも影響してきます。細かいことは後日別件で語ることとして・・・。

そしてもう一つ、世界戦への門が狭いのではないかということ。日本国内での世界戦代表者選抜は、コナミより提示された期間内でランキング100位以内に入ったプレイヤーが選抜会に出場でき、さらにその上位4名が世界戦代表者になれるため、上位にランクされなければなりません。

もちろん、世界戦に出るためにはまず地方大会でランクを上げていくしかありませんし、100位に入ってやっと選考会に出られるという狭い門ですから、誰にでもチャンスがあるというわけではありません。氏は「もっと世界に目を向けろ」といわれてますが、この様な狭き門では世界に目を向けるどころか、国内だけで十分という考えになっても仕方のないことでしょう。

加えて、コナミとアッパーデックの連携が取れてないことなどもあり、これではますます地方大会で満足してしまいます。そもそも、アッパーデックの要綱を知ったところで、海外でプレイする機会など普通はありませんし、あったとしてもアジア圏のカードはアッパーデックルールにより使用が禁止されているので、出ることもできません。こんな状態ではとても世界に視野を広げてなんかいられませんよね。

ただ、だからといって何もしなくていいというわけにはいかないと思います。何よりも今年の大会は日本で行われます。当然、大会以外でフリーで海外のプレイヤーとデュエルする機会はめぐってくるでしょう。その時に何もしないままでは、大会は今までの二の舞になるでしょうし、礼儀やマナーについても、「いつもと同じ」でやれば当然海外に恥をさらすことになります。海外組のプレイヤーは日本にあこがれているそうです。そんな国のプレイヤーが海外に対し興味がないと知れば、さぞかし彼らはがっかりすることでしょう。かといって、「世界に視野を向けろ」というわけではありません。頭の片隅に置く程度でいいのです。「海外はこんなんだったなぁ」というだけで違ってくると思います。

そして、世界戦出場が可能なプレイヤーの方は今からでも遅くありません、アッパーデックの要綱を少しでも読んでおくべきでしょう。今までの世界戦で日本がことごとく負けたのはコナミとアッパーデックでのルールの違いによるものです。ルールを熟知しないままでは本領を発揮することなどできるわけがありません。あと、英語でのプレイにも慣れる事。こうした英語の勉強はカードゲームだけに限らず、しっかりと自分の実力の一つとして身につくはずなのです。少しでも海外組に負けてはならないと考えるのであれば、こうした活動は必要になってくるでしょう。ここらは氏と同じ考えですね。


「カードゲームはスポーツだ」「カードゲームは個人のステータスでもある」というのはとてもいい考えだと思います。ただ、やはり環境の違いからこうした考えが日本で根付くには時間がかかるだろうし、もしかしたら受け入れられないままかもしれません。かといって今すぐ考えを変えろというわけでもありません。いきなり言われても押し付けとしか思えないだろうし、海外の事情を知らないほとんどのプレイヤーにとっては「関係のない」ことでしょうから。現実とはこんなもんです。寂しいもんですね。
posted by ki-pa@りんご飴157号 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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